






夏が去る。tgvはパリに向かって滑る様に走っている。
一ちゃんと、一郎は、フェスに出た最初の日に真っ先にもらわれていった。兄弟別々になったことが悲しい。あんなに仲がよかったのに。別々に売られていく==奴隷制があったときなども、夫だけが切り売りされていくなんてのがよく在ったらしい。なんだかそれを思い出した。
アダプトされたわけで、売られたわけではないが、捨て猫をもらうのもちゃんとお金払わないといけない。お金はもう既に行っているバクシネーションなどの獣医の代金だ。それと誰でもがほいほいともらえるわけでもない。ちゃんと、住んでる家があるか、小さい子供のおもちゃにさせてはいけないというのも注意事項で、アソシエーションによっては、家庭訪問などしてチェックしたりする。小さい子供がいるうちには、猫は渡さないアソシエーションもある。アソシエーションは猫を助けるのが目的で、猫が第一で、捨て猫を売るのが目的ではないからだ。今までに3つぐらいのアソシエーションを見たが、どこも動物援護、愛護と言う立場の意識の高さは天晴れだった。
別々に貰われて行く。。そういうのをさせないアソシエーションもある。捨ててあった状況などを見て、2匹を組で里子を探すと言うアソシエーションもある。私が、これからかかわろうとしているパリのアソは、正しく、そういう視点で、とても気に入っている。
とにかく、一ちゃんと、一郎が無事新しい人生が始まったことにとても喜んでいる。あんな可愛い子達をバケツに入れて炎天下に置き去りにして捨てるなんていう非人道的行為をした人間を罰する法律と取り締まる警察がほしい。
一ちゃんと、一郎がいるから、大きいアパートが要るからニームに越そうか。。と思った案も白紙に戻った。旦那は怒り狂っているけど、ほんとに猫のためにスペースがいると思ったんだもの。デモ。彼は、猫の[ごとき]で決断を変えた。。などと猫軽視型では決してない。彼は、パリが嫌いなの。空が青くないから。だからニームのアパート、シメタ シメタ であったのだった。だから、どんな理由にしても白紙にして激怒なのだ。
とにかく、白紙にしてもう一度考えてみることにした。
一番に分かったことは、私には猫が必要だと言うことだ。よく男なしでは生きられない体になったとか言うが、、そして私は20歳からまさしくそれだったが、今度は男がいなくても生きていけるが、猫なしではいられない体になってしまったのだ。ブロちゃんが悪い。あいつの責任だ。
もう、この際どんな猫でも触らしてくれるならいい。。と言う勢いだが、一ちゃんと、一郎がつかめなかったのを気に、どれにしようかな~と迷う贅沢も満喫できる、、と言うことに気がついた。男だって、男と恋に落ちる、、そこらへんの段階が一番幸せなんじゃないかと思う。今が一番幸せな時期なんだ。楽しもう。
猫の場合、注意である。男みたいにうまくいかなかったら別れるって選択儀はない。捨てるなんて、そんなことはしたくないし、する気もない。もらった猫がどんな悪猫で毎日私の生傷が耐えないであろうとも、捨てることはできない。うちのニームの隣の親が、1時間に何回も叫ぶ子供を捨てられないと同じことだ。
だから、注意して、うまく行きそうな猫を選ぼう。あまり忍者のように動く若いネコでもなく、すぐ死んでしまうことを心配してしまう年取ってもいない猫で、とにかく犬みたいな猫で、いっしょに寝てくれて、友達が来ても隠れない猫で、オシッコもウンコも指定のとこでしてくれて、家の中で壊すこともしなくて、できるなら健康な猫。何よりも大切なのは相思相愛な猫。そういうネコさんがいたら、うちのドアを叩いてね。男だったらこの基準は簡単に見つけられるんだけどなあ。
基準と言えば、アパート選びの基準はもっと厳しい。少なくて、100平方メートル。新しいアパートではなく、古いアパート。一階は嫌。売りにくいし、泥棒が入りやすい。テラスは夕食食べることができる大きさ9平方メートルはほしい。キッチンがテラスに付随してるのが望ましい。ニームだったら、南と北の部屋がどちらもあること。夏は北向きで過ごせ、冬は南向きですごせるのがベスト。後は内装。リノベーションにはお金がかかるから、きちんとしている状態が望ましいが、きちんとしていても嫌いなタイルなんかが貼ってあったらまずペケ。隣の人のアパートが見えてもよし、ただし私の眼に美しいと映らないと駄目。ロケーションは、サントルに近いこと、ニームの駅も徒歩でいけることが絶対。かといって、お金持ちのカルチエではないとこ。つんつんしてる隣人は嫌いだから。
これをクリアするのは難しい。
人生なんて、選ぶことばかりがいつも待っている。病気になったら、どういう医者にするか、どうい治療をするかチョイスしなければいけない。もちろん、チョイスができる社会にいるというのはラッキーだ。でも選ぶと言うのはいつも洞察力や決断力、それと情報集めの勉強が付きまとう。勉強がブロの場合、間に合わなかった。6ヶ月前に私が彼の病気について、方向性に知識があったら、もう一年ぐらいはいっしょに過ごせたのではないかと思っている。
そして、ベルナデットが、nyで癌と戦っていたが、酸素ボンベが必要な状態で、今度は彼女の希望でフランスに帰ってくるという。彼女の希望がかなうように助けたいと思っている。これもチョイスなのだ。チョイスとは、本当にたやすいものではない。
が、、、チョイスも楽しめたらラッキー。
夏が去る。tgvはパリに向かって滑る様に走っている。風景がどんどん灰色に変わってきた。