ニームは今日は昨日よりまだましだがが、やっぱり暑かった。
この2日間猫のように眠り続けている。アイスクリームのようにベットに溶けてしまった。
お客さんで疲れたということもあるし、パリからニームに来た違う環境と気候で疲れたというのもあるし、そういったこのごろの疲れもあるだろう。がそれだけではない1年の疲れがどっと出たかなと思う節がある。芯が疲れたのが、原因かと?
思えばこの1年は大きく変わった年だった。毎日飲んでた癌抑制剤も終了した年だ。
去年の6月24日は、ニームにいたので、頑張って、10人呼んで盛大に手作り寿司パーティなどしていた。
それで自分に誕生日プレゼントとして2つの時計を買った。15ユーロで2つ買ったから30ユーロの出費でたいして高くはない。でも、大きくてかっこいいのだ。
何を思って買ったのか?一時寝るときも腕時計をはめていた仕事人の私は一度腕時計をしないと誓ってつけなくなっていた。それがいったい またつけるとはどうしたことか?それはこうだ。
私はかれこれ8年ぐらい活動を停止したように冬眠していた。一緒に仕事していた尊敬するアーティストを癌で亡くしたというのもあった。幸せな結婚に恵まれて、愛が優先で仕事どころじゃないってのもあった。父を癌で亡くした。自分自身も癌になって、体が弱くなったというのもあった。
その8年の冬眠からゆっくりとめざめてみると、時間の感覚を完全に無くしていた。
これは非常に面白いのだが、たとえばアポの時間に遅れそうで、いつもいらいらしたり、どきどきしたり、時間の読み方間違ったり、時間の観念が崩れてしまった。自分の中にある人体時計がまるでなくなってしまった。ちょっと変な感覚。
だから、大きな時計を買った。腕にはめると他人さえもこの存在を無視できないほど目立った。今年一年は、ふっと時計を見て、行動するが、時間に追われるのではなく時間を余裕でうまく使える人間になるぞと時計を買ったのだった。
どうなったかというと、なぜかたくさん仕事に恵まれ、ひーひーいいながらも楽しく仕事をしている自分がいるようになった。自分が願ったそのとおりになった。
この成功に対して一人で乾杯したい気持ちだ。
ただこのごろ、忙しすぎる一分勝負の時間の使い方などまた久しぶりに経験してしまって、余裕をなくし、気がつくと「忙しい 忙しい」といってる自分を反省し、これから一切忙しいといいませんと誓ったばかりだ。
反省反省。
ということで疲れが体の中にたまったのかもしれない。ひたすら眠る猫のようなこの2日間。
仕事などもしようと仕事道具も抱えてきたのにお客様から連絡が途絶えてるのも、休めって言う神様の計らいかもしれない。
あの時計はさすが中国製で今はもう動かない。
パリに帰ったら修理に出すか。。
涼しい日陰を伝いながらマルシェに買い物に出かけ、時々通らなければいけない陽が当った部分がまるでお好み焼きの鉄板のような、陽と陰とが鮮やかな石造りの街を歩き、アレを買ったアンドリューという店の前を通りながらこんなことを考えた。
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