右と左、あなたはどちらが好き?
左 サイズsで柄の出方が気に入ったが、穴が開いてたので右に変えてもらった。
右 サイズmでサイズ的には下にたくさん着ることを考慮に入れると、このサイズだけれど、柄が2つの色がミックスされすぎて好きではなかった。だから最初は左を選んだのだ。

確かに。。。初めは嫌いだけどあとで好きになるってのは存在するんだな。今は 右 で満足しているのだった。
私って頑固で一回好きと思うとそれが変らなかった性分だったが、、今回は変った。左から右に。
と言うのか、ふっと自分の見方を切り替えてみるのも上手くなったのかもしれない。
と言うのか、お店でコンサルタントしてくれたファニーがうまかったかも知れない。
ちょっと話を説明しよう。これじゃあ、わからないよね。。。話はこうだ。
ニームでレインコートを買って3日目、穴を自分で見つけた。
旦那はパリに帰る前に店にいって変えてもらうか、穴開いてる分だけなんかおまけしてもらうとかしてこいといった。
私は、左が柄の出方が気に入ったので、穴はパリで自分で直すから良いと言い張った。
完璧にそれでいいとおもっていて揺るがぬ決断だった。頑固一徹。
ところがである。。。最終日の月曜日郵便局に大きな荷物を送りにいったとき、ファニーの店が開いていたのである。普通月曜日は店が閉まってるもんだ。実は後で知ったが、彼女はちょっとだけ会計士のアポの前に店に資料を取りによっただけだった。
大きな目でくるくると私たちを店から眺めるファニー。。。私たちも中をのぞいてどうしようかと話し合う。
私は、ファニーは最初の印象では誠実な人だから商品に穴が開いてたから気をつけたほうがいいよというだけでもありがたがる性格かもしれない。。と思った。入店した。穴のことを告げた。
ところがである。私が思ったよりもっと誠実なファニーは、それはいけないと我が事のように憤慨しだした。それで見る見る間に、5時にスペシャルなアポを取って、私は商品を持って来店。ファニーは、休日なのにまた来店。。。と言うことになった。
私は、その時点であまり信じていなかった。すっぱかされてしまうかもと思った。向こうは私の電話番号がある。私も彼女のを聞いた。デモすっぽかしたっておかしくないな。だって彼女は商品変えたって変えなかったとしても利益は変わりないし、私は夏しか来ない客だから信用にさほど傷つかない。損失はない。(彼女の理由は、後でわかったが、彼女はここの店のオーナーで、私が買ったレインコートのブランドとコントラを交わしたが、会計士によると先にお金を払いすぎと注意されたのだ。だからそのときに私の穴の話があったので、彼女は穴が凄く見たかったわけである。少なくとも穴の写真をとりたかった。)
ところが、ファニーは誠実にぴたりと遅れもせずに5時には店にやってきたし、話しながら楽しく商品をかえてもらうことになってしまった。休日の午後から呼び出された疲れなんか全然なく、お客様の満足が彼女の満足だと断言する。彼女は、右のほうが自分の好みだと私を尊重しながらも述べた。私が満足するほうが絶対いいわけと何回も強調する。
私のほうは、ふっと自分の見方を切り替えてみるのも悪くないなと思ったわけです。その感覚に自分でも驚いた。なにか柔らかい誠実なお客を尊重しながら自分の意見もあるファニーの人柄に惚れたのかも知れない。
私って頑固で一回好きと思うとそれが変らなかった性分===これは一見アーテイストだからねといって珍重されるが、客がいる商売===デザイナーをやっていると困ることはよくあった。強気で押せるのは悪くない。デモ、お客様の気持ちってものを無視しがちだったかもしれない。それで自分も凄いストレスがたまったことが会社時代にはよくあった。
「ロジャーっておかしいわよ。。これが絶対いいのに、こんなの選んでさ~。。。」 とか かんとか。上司はある意味、お客だったわけですね。コスチュームのお客エミースーのときも彼女のチョイスに不満なことは良くあったが、最後に彼女の作品を見ると確かに彼女が選んだデザインは正しかった。だから、シャポーを脱いでいた。
デモちょっとこれとは違って、
ふっと自分の見方を切り替えてみる楽しさ
も少しわかってきたのかもしれない。
ふっと自分の見方を切り替えてみる楽しさ。
お客さんが好きなほうにふっと寄り添う楽しさ。
それで自分でも意外な発見をしてそれを楽しむ。へ~こういう方向の見方もありねと。
そういうのが実は、物を売るものの楽しさかもしれないと。。この年になってやっとわかった私です。恥ずかしながら。
/image%2F1605881%2F20150523%2Fob_f1b64e_kawaiibigb.jpg)

Haut de page